1948-05-25 第2回国会 衆議院 予算委員会 第25号
心持だけでも、あなたが敢然とおやりくださるならば、心から私ども今日の國鐵再建に協力いたします。どうかひとつ政府はおざなりの答辯でなくて、殊にあなた方のように苦勞なさつておる苦勞人の方には、よくおわかりのことと存ずるのであります。まずもつて現業と行政とを分離する。そして企業がどういうふうに缺損をしていく。この缺損に對してはどうする。赤字がいくらここに出て、そして運賃をなんぼ上げるか。
心持だけでも、あなたが敢然とおやりくださるならば、心から私ども今日の國鐵再建に協力いたします。どうかひとつ政府はおざなりの答辯でなくて、殊にあなた方のように苦勞なさつておる苦勞人の方には、よくおわかりのことと存ずるのであります。まずもつて現業と行政とを分離する。そして企業がどういうふうに缺損をしていく。この缺損に對してはどうする。赤字がいくらここに出て、そして運賃をなんぼ上げるか。
私も自分の黨の立場から見て、今日の國鐵再建の面からしても、一應はそういうことを考えなければならぬ事態に今日到達しておると思います。私はかような面から考えまして、決して無理は申しませぬ。とくと當委員會において御研究の上、本請願を御採擇くださることが國家のために最も緊要であろうと考えるのであります。 堀川君に代りまして一應請願の趣旨を述べまして、各位の御贊同を願いたいと存ずるのであります。
國鐵再建の立場において、その衰情を切々として訴えているのであります。十分お調べになつていられることだろうと思いますが、その點について明らかにしていただきたい。もしもこの急場がしのげないときは、自然と職場を放棄する状態が續出してくるであろういとう見方をとつているのであります。給料が非常に不足である。
いかにして今日の國鐵の危機を打開するかということにつきましては、先ごろの委員會におきましても、一日も早く國鐵再建の根幹ともなるべき方針を委員會において御發表あらんことをお願い申し上げたのでありますが、いろいろ豫算の關係、あるいは人の關係等がありまして、未だ確たる御發表がないのであります。
この前の政府の御答辯では、獨立採算制によつてこれを何とかしなければならぬというようないろいろなお話がありましたが、あの國鐵實相報告書を讀みますと、少し神經過敏な者であつたならば、翌日から汽車に乘れぬというほど、みじめな實相報告書でありまして、あれだけの實相報告書を出したにかかわらず、政府は國鐵再建に對する根幹となるべきものを未だに指示していないように思われるのであります。
國鐵再建五ケ年計畫の問題でございまするが、これは御承知のように、目下政府として安定本部を中心に日本再建五ケ年計畫をいろいろな角度から檢討中でございまして、國鐵といたしましても、勿論その一環としての内容を持たなければならないと存じておりまするので、寄り寄り安定本部その他と協議もいたし、意見も交換いたしておりますが、私共の仄聞いたすところによりますと、日本再建五ケ年計畫の内容は相當厖大であり、率直に私が
從つて先程村上さんからもいろいろお話がございましたが、これらの事柄も結局國有鐵道の經營形態の根本に觸れて解決して行かなければならない問題の一つではないかと思つておるのでありますが、經濟白書の最後にありますように、目下國鐵再建五ヶ年計畫を策定中だとこう言われておりますが、もつともつとこのテンポを早めて行かなければならない。
○館委員 大分時間が經ちましたので、希望というか、所見というか、述べておきたいと思いますが、この國鐵の小さなわく内で考えます場合においては、國鐵再建ということが第一眼目として取上げらるべき現状であると私し思つております。單に赤字のみを考えていくべきものではないと私は思う。
これは國鐵再建に對する大きな基本問題として御研究おき願いたい、かように思います。さてもう一つ人員の餘剰であるかないかという問題は經營が妥當であり、はたして能率化しておるかいないかということになるのであります。
次にこの國鐵實相報告書では、現状のままでは積極的な建設計畫が考えられていないようでありますが、しかし最後の結びの段について、目下國鐵再建五箇年計畫を策定中で、健康な明るい鐵道輸送の實現に邁進すると書かれております。そうすると、これはもちろんいろいろな御苦心はなされるでありましようが、建設的な發展的な抱負のもとにこれは立案されるのでございまりよう。
また私どもの業務についてほんとうにこまかい點まで御注意をくだすつて御指摘をいただきましたが、從事員の教養の點につきましては、先般來から御質問のありました際にも、從事員の教育の問題が國鐵再建の根幹ではないかという御指示もいただきまして、その點については私どもも常に注意を怠つておらないのでございますが、今後一層この從事員の教養指導の面について全力を傾け、ただいま御指摘のような八列車の從事員のような者が一人
從つてこれが一環としての國鐵再建整備計畫、その内容もいずれ關係方面……と申しまするのは、部内におきましては勞働組合竝びに大臣の諮問機關であります鐵道會議その他の、廣く民意を反映した形で、國鐵の再建計畫について御批判を仰ぎ、健全な方向へ進めるために、これが運輸省としての案もいずれは公にいたしたい。